教師の喜び

私は毎日学生の真剣な眼差しを見ることが、教師としてのやり甲斐であり、生き甲斐です。この喜びは何物にも変えることができません。また、留学生は仕事のために来日して、生活のためにお金を稼いでいる人は大勢います。日本は労働不足で、たくさんの留学生が仕事場に欲しい状況です。労働人材がほしいのです。もちろん、働くのはいいことですが、働く量が、日本語教育現場にいない人たちには想像できないでしょう。学生たちは学校が終わってから、終電まで働き、さらに夜が明けるまで働く学生もいます。そして、2・3時間仮眠を取り、次のアルバイトへ。日本という国の戦略として「留学生10万人計画」とか「留学生30万人計画」とかを考えていますが、日本国にいる留学生に対する思いやりはどこへ行ってしまっているのでしょうか。


おっと、脱線してしまいました。このように留学生はたくさん働き、日本語学校に来て勉強をしています。目を擦りながら、コーヒーを飲みながら、トイレに行っては顔を洗って教室に戻ってくる学生もいます。彼らのように必死になって、勉強している姿勢を見ていると、教師も身を粉にする気持ちで、教室へ向かい、学生と接します。私は、彼らを心から尊敬します。彼らが頑張っている分、私もその倍以上に精進していきます。


学生、教師がともに成長できる教室を目指して毎日の教師生活を楽しんでいます。

今じゃなくてもいい、いつか学生たちが私の教えたことに気づいてくれれば、嬉しいです。

私は、いつでもどこでも学生のために全身全霊で教壇に立ちます。